株式会社エスエス

MAROOT・ホテルヴィスキオ富山

富山駅前の更なる賑わい創出と駅周辺の景観を意識した複合ビル

JR富山駅は2015年3月の北陸新幹線(長野・金沢間)開業により、多くの来訪者が訪れるようになり、駅前周辺では様々なプロジェクトが進められている。

敷地は駅前ロータリーに面した場所に位置し、富山駅周辺整備事業の「賑わい拠点ゾーン」に位置付けられたプロジェクトとなる。施設のコンセプトは「市民と来訪者と旅人が集い交わる、活力あふれる駅前空間」とし、県都・富山の顔にふさわしい、交流の促進や賑わいの創出、観光振興の一翼が担えるような施設整備を目指している。用途は、上層階に182室の「宿泊主体型ホテル施設」、下層階には「大型商業施設」、400台収容の「駐車場施設」が一体となった都市型複合施設となる。

外観には富山のイメージ・象徴である「立山」の要素を取り込む計画とした。基壇部の商業部分には冬の「立山の稜線」をホワイト色と数種類のグレー色パネルをランダムに配置することで表現している。さらに立山杉をイメージとするブラウン色を外壁のアクセントに配置し、富山駅前の新たなシンボル・ランドマークを形成する。富山駅前の更なる賑わい創出と駅周辺の統一感のある景観を意識した設計としている

所在地   富山県富山市
主用途   ホテル・店舗・駐車場
建築主   JR西日本不動産開発株式会社
   株式会社ジェイアール西日本ホテル開発
   富山ターミナルビル株式会社
設計・監理   前田建設工業株式会社一級建築士事務所
施工   前田建設工業株式会社 北陸支店
延床面積   38,128.79㎡
規模   地下1階(一部) 地上12階
構造   鉄骨造
竣工
   2022年1月