プラウドタワー木場公園
総合設計制度を活用し、既存親水公園と一体利用可能な公開空地を計画
敷地北側と西側に親水公園、道路を挟んで東側に木場公園を配した場所に建つ27階建ての共同住宅である。総合設計制度を活用し、建物西側には全敷地の約5割の広場上空地とすることで地域住民も利用可能な空間としている。また、広場状公開空地と親水公園を階段やスロープで接続することで一体利用できる計画とし、約60種900本の植栽と既存樹2本を配植するなど周辺環境との一体感を生む計画とした。
計画地周辺には高い建物がなく、周囲に対して圧迫感を与えないよう白を基調とした軽やかなデザインを意図した。アクセントとしてファサードをマリオンで区切り、手摺ガラス色を乳白、グレーの2色で塗り分けることによりコントラストをつくり出している。基壇部南側は、壁面緑化と太陽光パネルを併設し、見込み寸法の異なるランダムルーバーを配置することにより広場状空地に続く貫通通路の表情を作り出した。三つ目通り沿いのエントランスアプローチは、大きな門型フレームをつくることで住人を迎える構えを作り出した。
所在地 | 東京都江東区 |
---|---|
主用途 | 集合住宅 |
建築主 | 野村不動産株式会社 |
設計・監理 | 前田建設工業株式株式会社一級建築士事務所 デザイン監修:株式会社プランテック |
施工 | 前田建設工業株式会社 東京建築支店 |
延床面積 | 24,862.75㎡ |
規模 | 地下1階 地上27階 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 (一部 鉄骨造) |
竣工 受賞 | 2017年8月 2018年 グッドデザイン賞 |