JR金沢駅第四NKビル
CASBEEーWO認証Sランク取得したオフィスビル
本計画は金沢市の「駅西新都心」計画の中核を担う、20,000㎡を超える貸床面積のオフィスである。近年求められる多様な働き方への対応や感染症対策によりCASBEEーWO認証Sランク取得をした。
外観は流れるようなデザインの壁面とガラス面を連続して配置し、友禅流しが行われる浅野川の風景を表現した。外構には木々に囲まれた家具を配置し、ビル利用者への豊かな屋外空間の提供を目指した。2層吹抜けのエントランスは川底を想起させるデザインとし、外観とのつながりをもった空間である。吹抜を見下ろすカウンターや緑に囲まれたソファ席は普段と異なる執務環境を提供している。
事務室は1フロア最大678坪から最小25坪の分割利用まで多様な規模に対応できる柔軟性を有している。1階には街路に面した事務室を設け、多様な業態に対応した計画とした。共用部には廊下を繋ぐように設けた給湯・休憩スペースや授乳に対応した女性専用ケアルームなど、執務をサポートする機能の充実を心掛けた。感染症対策としてはELVタッチレスボタンの導入などを行っている。
所在地 | 石川県金沢市 |
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主用途 | 事務所 |
建築主 | JR西日本不動産開発株式会社 |
設計・監理 | 前田建設工業株式会社一級建築士事務所 |
施工 | 前田・大鉄特定建設共同企業体 |
延床面積 | 27,556.37㎡ |
規模 | 地上10階 塔屋1階 |
構造 | 鉄骨造 |
竣工 | 2022年8月 |