桐朋学園音楽部門仙川新キャンパス
先進的な木造キャンパスの実現
「桐朋学園の伝統を保ちつつ、革新的なキャンパスを」という命題を元に、先進的な音楽部門の木造キャンパスを実現してほしいということが学園の要望であった。
地上を4層として1時間耐火の木造建築とした。最大の特徴は外装に木材を表しとしたことである。耐久性の高いヒバ材を使用した上に難燃処理を施し安全性に配慮した。内装にも木をふんだんに活用し、一部を有孔木パネルとすることで残響時間の調整を図った。完成後は木造であるがゆえに通常のホールよりも柔らかな音が響いていると言われている。
所在地 | 東京都調布市 |
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主用途 | 学校(大学) |
建築主 | 学校法人 桐朋学園 |
設計・監理 | 共同設計:前田建設工業・隈研吾建築都市設計事務所 |
施工 | 前田建設工業株式会社 東京建築支店 |
延床面積 | 4798.21㎡ |
規模 | 地下1階 地上4階 |
構造 | 木造(地上部分)、鉄筋コンクリート造(地下部分) |
竣工 受賞 | 2017年5月 第21回木材活用コンクール木材活用賞 第2回COFI中層木造建築アワード |