非住宅木造建築フェア2026に“共同出展”しました

2026.07.28

2026年5月13日から15日の3日間にわたって東京ビッグサイトで開催された、『非住宅木造建築フェア2026』に出展しました。本展は木造・木質化に関する製品や技術を一堂に集め、関連企業・個人を相互につなげることで、日本の林業や環境に貢献することを目的とした展示会です。

出展4回目の今年は、昨年同じインフロニアグループとなった三井住友建設との共同出展となりました。3日間の開催ということもあり1,500人を超える方々にブースへお越しいただきました。

■当日の様子

今年のブースは前田建設・三井住友建設の“共同出展” を軸に、両社の木造・木質実績の紹介や木質を推進するための各社開発技術など、7つのカテゴリーに分けてご紹介しました。

▲ブース全体(正面)

■ブース展示紹介

①文化財の移築・復原

文化財の移築・復原の取り組みとして前田建設の「甚吉邸」、三井住友建設の「日暮別邸記念館」をご紹介しました。価値ある木造建築を次世代に残すだけではなく、今日まで続く職人の技と現代の技術力を直接体感していただくこともこれらのプロジェクトの目的です。

②木で建てたらどんなメリットがある?

2010年の木促法施工以降、公共から民間へ、低層から高層へと木材利用の範囲はますます広がりを見せています。様々な用途の木造木質建築の事例を通して、「建てる人のメリット」と「使う人のメリット」をそれぞれご紹介しました。前田建設と三井住友建設の中大規模木造・木質建設も北は北海道から南は九州まで全国各地でご覧いただけるようになっています。

③技術紹介 ~前田建設・三井住友建設の木質プレストレス~

木質化を推進するために重要な役割を担う前田建設・三井住友建設の木質プレストレス技術をご紹介させていただきました。前田建設のWIGID ®フレームは鉄骨造などへの部分利用可能な技術で、日本建築センターの構造評定を取得しています。一方の三井住友建設のプレストレスト木質構造はロングスパンを多層にできる技術で、こちらも日本建築センターの構造評定を取得。いずれも接合部の技術ですが、WIGID ®フレーム(前田建設)は約12mスパンの平屋建ての建物に、プレストレスト木質構造(三井住友建設)は最大スパン約10mの5階建て程度の建物に使用することができます。

▲WIGID ®フレーム(前田建設)

▲プレストレスト木質構造(三井住友建設)

④耐久設計×メンテナンス ~木造建築もサステナブルに!~

建築物の性能を長期にわたって維持するためには、耐久設計による初期の劣化対策とともに維持管理体制を整えた適切な維持保全を実施していくことが重要です。前田建設の設計施工で2014年に竣工した「住田町役場庁舎」を事例に、竣工後10年経過しても美観を保持し、資産価値を長く守る工夫をご紹介しました。

⑤飛騨市×前田建設  ~ひだCOらぼ~

前田建設と飛騨市が一緒(CO)に行う多様で実験的な(らぼ)取り組み、“ひだCOらぼ”の一部を紹介しました。
岐阜県の北部に位置する飛騨市は市の面積の90%以上が森林、そのうち68%に広葉樹の森が広がっています。前田建設と飛騨市は2024年8月にまちづくり連携協定を締結し、飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)とツバメアーキテクツも加え様々な分野で連携を図っています。

⑥自然共生社会の実現に向けて  ~いま私たちにできること~

森林が国土の3分の2を占める日本において、木で建てることは森林の循環を生み出し、豊かな生物多様性を保全することにつながります。環境資源としての森林の多面的機能は算出できるものだけでも年間70兆円にのぼり、私たちの暮らしにとって必要不可欠な自然の恵み(生態系サービス)と切っても切れない関係と言えるでしょう。
木で建ててみようHPでは、これらのトピックをさらに深掘りしたシリーズを掲載しています。こちらもぜひご覧ください。

詳細ページはこちら ➡
自然共生社会の実現に向けて 私たちにできること | 木で建ててみよう | 前田建設×木

⑦飛騨の広葉樹を使った作品紹介~曲がり木プロジェクト~

飛騨の森でクマは踊る(ヒダクマ)と、法政大学の山道研究室の共同プロジェクトによって製作されたプロダクトを今年もお借りして展示しました。枝や樹皮、コブといった、一般的には建材や家具用材として利用されない資源に着目し、森の多様な可能性を探る試みです。今年のテーマは「ゲーム」。ベーゴマやブロック崩しなど、実際に触れて楽しめる作品に興味を持ってくださるお客様も多くいらっしゃいました。

▲木積のワンドロップ

▲マテリアルブロック

展示にあたりご協力いただいた山道研究室の皆様、ありがとうございました!

山道研究室のHPはこちらから ➡法政大学 山道拓人研究室HP

木造・木質建築の実績から、木に関する様々な取組みまで、今後も前田建設と三井住友建設の活動に興味を持っていただければうれしいです。
ご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。