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武蔵小杉ビルN棟・S棟

Musashi-Kosugi Buildings

2010年3月にJR横須賀線武蔵小杉駅が開業し、駅前広場が整備され大規模な再開発が進んでいるエリアに位置する。南北の長さが190mの細長い敷地を2分割し、その間に通路と広場を配して新たな街の歩行者ネットワークを構築するとともに、高さの異なる2棟によりボリュームを分節し、視覚的・環境的にも「駅前」から「都市居住ゾーン」へと繋がる街の連続性をつくり出した。
2棟共通のデザインモチーフである庇状のPC板により連続性を持たせ、水平方向が強調されている。14階建てのN棟は、高層部につながる2層吹き抜けのエントランスホールと大庇により、駅前の顔としての表情を持たせている。1階には街に開かれた店舗があり、上部はオフィス階になっている。一方、6階建のS棟はN棟から連続するヒューマンスケールを意識したデザインである。
駅前に面する緑溢れる広場状空地、街路樹を植えた沿道の歩道状空地、N棟とS棟の間の公開空地など、一体的にデザインされたさまざまな都市の空間が、地域の住民にも利用される新たな街の憩いの場となり、今後建物とともに街に溶け込んでいく姿が期待される。
(野村不動産 吉村敦、齊藤康洋)


所在地 神奈川県川崎市中原区中丸子13-2
主用途 事務所、店舗
建築主 野村不動産、長谷工コーポレーション
総合請負 長谷工コーポレーション
設計 野村不動産一級建築士事務所、前田建設工業
監理 野村不動産一級建築士事務所
施工 前田建設工業 東京建築支店
竣工 2014年12月
[N棟]
面積 敷地:4,422.16㎡
建築:2,197.06㎡
延床:24,532.90㎡
規模 地下1階、地上14階、塔屋2階
最高高さ 72.38m
構造 S造、SRC造